なぜワインがこんなに人々の心を魅了するのか。
それは一本のワインを飲むという経験が、一期一会だからだと思います。
・収穫年(=ヴィンテージ)によって味が変わる
あまり知られていませんが、ワインはブドウ100%で作られます。日本酒の場合、水や醸造技術のほうがコメの質よりも重視されるますが、ワインは「農産物」なんです。
天候、ブドウの出来が味わいに直結するので、今飲んでいるワインが来年も同じ味わいとは限らないのです。
・熟成によって味が変わる
ワインはリリースされた直後が飲み頃とは限りません。熟成タイプのワインは、年月が経つことにより瓶内で熟成(酸化)し、やがて飲み頃になります。
この飲み頃は山あり谷ありで、推定するのは非常に難しいです。開けたけれどもまだ早かった、既にピークを過ぎていた、といったこともよくありますので、〇〇年は今飲み頃かどうか、なんて情報をワインの専門誌や愛好家同士、交換しているのです。熟成タイプのワインは早飲みタイプのワインに比べ一般に高価ですし、失敗したくないですからね。
ですので今熟成のピークを迎えたワインを一緒に開け、感動を分かち合えた時の喜びは何物にも代えられないです。とはいえ、ワインは嗜好品、この飲み頃の概念も人によって違います。難しいことは考えず、要は自分が飲んで美味しいと思うかどうか。
生まれ年のワインや記念の年のワインを飲むというのは、それだけで心躍る体験です。
写真は2003年のドイツのリースリング。我々の結婚記念のヴィンテージなのですが、猛暑の年だったので長熟には向かないようで、残っているワインが少ないです。久しぶりに見つけたので2本買ってみました。今年の結婚記念日に1本開ける予定です。
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